最近のふたり。こしら編
何をとち狂ったか、サイト更新意欲あふれるふりっぷです。こんにちは。
昨日試運転記事を書きましたが、その前の記事は実に2017年10月。ワタシとフルハラ様の感動の再会物語でした。そこで更新が終わっているので、フルハラ様と再会して燃え尽きてしまったように見えるわけですが。
そんなことは全くなく、今もひっそりとこしらさんと古原さんを見つめ続けている現在です。
こしらさんについては、まさに完全体の落語家としてご活躍中。このコロナ禍でもめげることなく、かえって配信関連のスキルを活かして、多くの若手落語家や芸人さんを巻き込んで多くのコンテンツを生み出されていますね。会社名も私たちにとってもなじみがあった「第プロ」から「伝統組」へ。
メインステージはYouTube。
立川こしら-伝統組-と銘打たれたチャンネルで、常軌を逸した(褒め言葉)勢いでコンテンツを増やしまくりです。
ラジオ方面の方々にイチ押しなのはやはり志ららさんと一緒に配信しているHallo中堅かなぁ。こしらさんが完全にボケポジションで志ららさんが突っ込みまくるという、平成立川ボーイズ的トーク番組です。一回あたり一時間前後と、ボリューム的にも満足です。志ららさんって、本当に常識的なトークをされるし、こしらさんがボケ倒しても無茶な脱線を許さない感じで、安定感につながっています。
ちなみに有料メンバーシップもありますよ。ワタシは安い方(月額199円)の方に登録しています。こしらスポンサーにも長いこと登録していますので、合計毎月700円くらいを献上するユルーいファンっぷりです。
高い方は一気に月額2,999円となっていますが、こちらは東京の集いの(少し遅れての)配信や過去の集いの配信と、落語家立川こしらのファンの方々にはその価値は充分にある……のかもしれません。歯切れが悪いのは、生で見に行っても2,000円なのに……というところですw まあ、過去回や、その他の配信もあるということを含めての値段設定ですからね。
正直なところ、これがこしフルのようなとんがったラジオ(的)な配信なら、ワタシも真っ先に登録するんですけどねぇ。(もちろん月一ではなく毎週配信ね!)やっぱりワタシは、落語家というより(リスナーを巻き込んでの)トークの達人としてのこしらさんが好きなんだなぁと改めて感じる次第。落語会を4回も開催しておいてよくそんなこと言うなと我ながら思いますけど。
そういえば落語家・立川こしらとしてはお弟子さんを見事二つ目昇進まで育て上げられましたね。
立川かしめさん。こちらもこしらさんのような変なアクがない、ある意味優等生臭漂う正統派の落語家さんです。やはりそういう人を弟子として預かったことも、こしらさんがまっとうな落語家さん寄りになってきた一因なでしょうか。(もしくは失踪からの復帰時に落語に専念するようにキツーく言われた可能性も捨てきれないw)
まあ、一人前の落語家さんになってしまったことで、逆に以前あった破天荒な魅力はなくなってしまったように見えるのは残念でもあります。その辺の落語家さんたちと仲良しだったり、落語ファン受けのよいお行儀のよい発言ばっかりだったり、配信などでは結構師匠風を吹かせていたり……そんなこしらさんは見たくなかったなと思うのですが。(真打ち昇進パーティの夜に、突如として現れた落語マニアたちに出演AV情報を流して追い返したアナーキーなあなたはどこへ行ったw)でもまあそれが大人になるということなのでしょうか。……もう50代も見えてるしね!
元々、破天荒に見せて、実はやることは地道で慎重なこしらさんですから、今の流れに合わせてやってるんでしょうね。
また、配信でいろんな人と絡む中、結構な頻度で昔ラジオやってて……という話が出てきます。もちろんこしフルの方ではなく、メジャーどころの方ね。(こしフルはぶっちゃけ黒歴史なんだろうなぁ)そんな話を聞いていると、未だにあのへんが自分のキャリアで一番自慢できるポイントだと感じていらっしゃるように思えたり。でも、変にメジャーにならなくても、落語マニアな人たちに落語会を開催させる手法を確立していらっしゃるので、堅実に落語会で稼ぎつつ、やりたいことに自由に手を出せる今の形が、長く続けるには一番なのかも。変に大きな仕事をすると、制御しすぎてスケールがちっちゃくなっちゃうようなところがあるしね。
いつかまた、その「やりたいこと」がラジオにも向いてくれるといいなと密かに願い続けております。YouTubeってやっぱりラジオとは違うんですよね。Youtubeとかって、なんかこう、視聴者が喜びそうなところにすり寄ってコンテンツを濫造しているような感じがするし、見ている人との一体感というのはなぜかYoutubeでは感じられない。伝統組コンテンツはその中でもやりたいことを自由にやってる感がありますが、いくらコメントを残せたとしても、なんか一方通行なんです。
こしらさんのトークはそんなYoutubeでも面白いのですが、やっぱりリスナーを巻き込んでのトークの切れは天下一品だと今でも思っています。たぶんそれは落語会の会場でお客さんのハートをつかむ流れと似ているんじゃないでしょうか? まったく違う形ではあるのですが、やはり来場者・リスナーを巻き込んで、というところが他の人にはまねのできないこしらさんの才能だと思うわけですよ。
そんなわけで、いつかラジオ方面にも戻ってくれることを期待しつつ、落語に命をかける男、立川こしらをこれからもこっそりと応援しようと思う、ふりっぷでございました。