こしらにフルな!?京都イベント 全力レビュー -その1-
イベント開催まで – 古原プロデューサー茨の道 –
2010年9月19日日曜日
京都は四条河原町。誰もが認める京都市の中心地である。
老若男女、様々な人々が行き交うその場所に、この日の京都で最もアツいスペースは存在した。
日本のゲームシーンを語るに欠かせない「ナムコ」が運営するアミューズメント施設「ワンダータワー 京都店」
ここで本日開催されるイベントこそ……そう!
ラジオ番組「立川こしらと古原奈々の”こしらにフルな!?”京都イベント」である!
遥か埼玉県は朝霞市にて、しかも地域密着型のコミュニティFM局である「すまいるエフエム」の一番組である「こしらにフルな!?」が、なぜか完全アウェーの地、ここワンダータワー京都店にてイベントを行うことに。番組中で京都在住を公表しているリスナーは、ワタクシふりっぷのみという状態の中、なぜ京都でイベントが行われることになったのか、正直理解不能ではある。
そこで、まずは直前まで紆余曲折を経すぎた京都イベント開催までの道のりを簡単にまとめてみようと思う。
ここからは、妙な語り口調はやめて、普通の口調に戻りますw
あれはそう、2010年2月5日放送の第45回放送でした。微妙コーナー「こしらポン流スター計画」に引き続き、より多くの投稿を得るために「短文でOKよ!」という変な妥協でリニューアルされた「こしらポン流スター計画R」で採用されたワタクシの投稿。まずはその投稿の原文をご覧いただきたいと思います。(原文のため、放送時と微妙に異なるところがありますw)
企画書
企画名 : 立川こしら ポン流スター計画 (Rじゃないモン!)
計画の概要 : なんか最近頑張っている、落語家、立川こしらをポン流スターにしようという計画である。
ポン流スターってなんだ? という質問は受け付けない。どうしても知りたい場合は、不思議ちゃんことナナぷー師匠へお問い合わせいただきたい。
なお、この企画書はちょっと長文であり、投稿を増やすために安直に 「短い文章でOKよ!」
ってことになってしまった、残念企画、ポン流スター計画「R」などという、甘い企画と一緒にしないでいただきたい。プロデューサーのナナぷー殿には、その安直な姿勢を深く反省していただきたい。
現在の状況 : マニアックな人気を誇る、といえば聞こえはいいが、要はまだまだマイナーである。
問題点 :
その一 – 立川こしらの言動を見る限り、本業で全国区になる前に、なんかヤバイことで全国区になってしまう可能性が高いように思われる。
その二 – 精力的に寄席をやったりしているが、とにかく東京近郊から出たがらない傾向にある。これでは全国区にはなれない。
その三 – 本人が、結構マイナーさを楽しんでいるきらいがある。
その四 – テレビなどで活躍するには、エロすぎる
その五 – 女に人気がない(古原奈々には惚れられているようだが、アレは不思議ちゃんなので参考にならない)
その六 – キモイ解決策 :
以上が主な問題点であるが、正直どうにもならないような気がしてきた。
が、敢えて作戦を立てることが出来るとすれば、それは「東京から出る」というところだろうか?そこで、わたしは立川こしら氏に 「寄席の売り上げで日本一周しちゃうぞ(はぁと)」という企画を提案する。
単純明快、交通費、宿泊代、もちろん寄席の開催費用もすべて寄席の売り上げでまかないながら日本一周しちゃうぞ! という企画である。
ただし、寄席は自主興行の形をとり、主催者からの報酬は考えず、あくまでも木戸銭でやりくりすること。
もちろん、節約のために、交通手段が自転車だったり、宿泊が野宿だったり、寄席が路上ライブだったりするのは面白いからOKだ。また、各地で、場所の提供を含めた、ファンの援助を受けることも企画的にOKである。
そして、この企画のポイントが二点ある。
ひとーつ! 旅の状況や、収支の内訳などは逐一公開すべし!
ふたーつ! 行く先々のラジオ局や地方テレビ局への事前の売り込みを忘れるべからず!
さて、こしらくん。
どうだろう?
なに!? 時間がない!?
あまえるな!
それならせめて、京都公演だけでも実現させましょうよぉ。
私時間が無くてなかなか東京まで行けないんですよぉ。
肩を揉むくらいのことはしますから、やってくださいよぉ。
お願いしますお願いしますお願いします。
三回言ったから願いはかなう。
いかがでしょうか?
この投稿の最後の部分で、冗談で京都公演だけでもやって下さい、といったところが取り上げられてしまい、この放送中で古原プロデューサーが誕生してしまったわけです。もちろん、この段階で本当に京都イベントが実現するなんて思っていた方はいなかったのではないでしょうか?
そして、2010年2月19日放送の第47回放送で、何も考えてないことを突っ込まれた古原さんの口からはあの名言が飛び出しました!
「そうだ。京都へ行こう」
この言葉と共に、古原さんは半年以上に及ぶ、苦難の道へ踏み出したのでした。
……その後、番組一時間化へ向けての大きな動きの中で、京都公演について触れられることのないまま、ポン流スター計画コーナーは最終回を迎えてしまいましたが、番組1時間化の1回目である、2010年4月2日の第53回放送分で、またまたワタクシが要らぬことを言ってしまいました。
古原さんが今まで積み残してきた宿題を並べ立ててしまったのです。もちろんその中には京都公演企画もありました。
そして京都公演企画の進捗を訊かれた古原プロデューサーの口からは、やはりこの言葉。
「そうだ。京都へ行こう」
ちょっと考えたけど、早速行き詰まっていたらしい、迷プロデューサーっぷりが発揮されました。場所のこととか、京都のラジオ局を絡めた企画など、考えてはいるけどまったく行動が伴わないという、この斬新なプロデュース手法が、これからリスナーさん達をさんざんやきもきさせることになろうとは、その時点ではまだ誰も気付いていなかった……こともないですねぇw
「できなかったら東京でやろう」とか「できなかったら古原さんが自腹で京都旅行する」とか、まったくイベントの趣旨を理解していない古原さんの言動に、あきらめの気持ちがさらに強くなってしまったワタクシでした。
それからしばらくは、番組中でしばしば京都公演について触れられはするものの、古原さんの脳内以外では何も進展することはなく、結局ネタで終わるのかなぁ……と沈むワタクシでした。
が、そんな中で、京都への交通費がないという、根本的な問題に気がついた古原プロデューサーによる、お金稼ぎ企画が始まりました!
「目指せ!京都!」
後の「賞金稼いで、そうだ、京都へ行こう!」コーナーが始まったのです。
いろんな公募に応募して、それで獲得した賞金で京都へ行こうというこの企画。
記念すべき第1回の応募は、熱海市の「網代イカメンチ・キャラクター&ロゴマーク募集」でした!
……ん? 賞品は……熱海宿泊券に海の幸盛り合わせ……?? どうやって京都に行くの???
行き当たりばったりにもほどがあるこの企画。このあとも応募すればするほど赤字のみが蓄積するという、ダメ企画を推し進める古原プロデューサーを見守るこしらさん、リスナーさん達の目が徐々に冷ややかになる中、状況打開のために古原さんはもっとストレートなお金稼ぎに打って出ました!
これこそ、かの有名な「イカタンブラー販売作戦」であります!
この古原さんの笑顔が、「ワタシ、いいこと思いついちゃった!!」感満載で、なんだかものの哀れを感じさせますw。
しかし、すでに古原さんの頭の中にはイベント自体のことよりも、とにかく京都への交通費を稼ぐことでいっぱいになっているので、仕方ありません。
途中、かなりヒドイ(私見)ケンカ放送や、フルハラダダへこみ放送があり、リスナー間でも物議を醸し、このファンサイトもやめちゃおうか? という動乱期を経つつも、粛々と準備は進められ……ついに、イカタンブラーは完全受注生産として「奈々の日」7月7日に受付開始! 締め切りは7月いっぱいと言うことで交通費稼ぎの背水の陣企画が始まったのでした。(ちなみに、実際に締め切られたのは8月22日、しかもそれ以降注文者に対してなんの音沙汰もありませんw)
……が、2010年7月16日放送の第68回放送で発表された受注数は、なんと……4個。69回放送でも数は変わらず……。ああ、こりゃダメかな……と落胆するワタクシ……。まあ、最後までフルハラプロデューサーに付き合うか……と、あきらめの境地に達するところのワタクシでした。
しかし、ここで異変が起こりました!!
2010年7月30日放送の第70回
少し前に珍しくこしらさんによって更新された番組ブログに書かれていた情報が番組で取り上げられました。
こしら!(別の仕事で)京都に来る!(かも)
何ともあやふやな感じでしたがw、リスナーにとってはこれ以上ない朗報! さすがこしらさん! 決める時は決めてくれます!! 交通費稼ぎ(のみ)に奮闘していた古原さんも、さぞかし大よろ……こ……び? なんだか不機嫌です。どうやらこしらさんから事前に相談を受けなかったことに、怒り狂っているようです。
ま……まあ、多少気持ちはわからなくもないですが、ここは素直に気分よく乗っかるところじゃないのぉ? と感じつつ、急転直下、京都公演の実現に大きく近づいた放送でした!
しかし、やはりこしフルリスナーは甘くありません。
第71回放送では、前回放送でのでの古原さんの態度とイカタンブラー販売についての問題で激怒したながうさんの投稿が!!
「イカタンブラーの売り上げが古原さんの交通費のみにあてられるのは、違法の可能性があります!」
「そろそろ真面目にやって欲しいです!」
今でこそ笑い話ですが、古原さんの迷走にやきもきしていたワタクシには、お気持ちはよくわかりました。そして、古原さんも京都に行く必要があるの? とヒートアップするながうさんのテンションが、こしらさんを動かしました!
「古原奈々ありきの京都公演です!」
まあ、お金が絡んでいることだから、というながうさんのご指摘に対するものだったので、こしらさんもきちんと説明しただけかもしれませんが、この直後「こんなことは自分で説明しろよ!」と、こしらさんに責められた古原さんが「ごめんなさい」と謝る声も、心なしかゴキゲンに聞こえたのはワタシだけだったのでしょうか?
ホントここまで、要領よく進んだとは(まったく)言えないフルハラプロデュースでしたが、やはりそれでも必死で企画にしがみついてきた古原さんの執念が、こしらさんのフォローを生んだのだと、ワタクシは勝手に思っております。
とは言え、これはようやく交通費のめどがついただけのお話です。
このあとも、場所探しが難航、ワタクシふりっぷを参謀に任命しておいての完全放置プレイなど、毎回のように古原プロデューサーの不思議手腕が披露されます。毎回のようにその手際の悪さを責められる古原プロデューサー。今回は、開催日が刻々と近づく実際のイベントに関することだけに、古原さんがネタとしてではなく、普通に怒られている光景となってしまっているので、少々ツライものがありつつも、仕方ない感じでしたねぇ。
しかし、そんな古原受難の日々にもついに終止符が!
2010年8月27日の第74回放送で発表されました!
会場決定! しかも京都最高の一等地! 四条河原町にそびえ立つアミューズメント施設「ワンダータワー京都」ですよ!
よくやった! 古原プロデューサー! これは素人には確保できない会場ですよ!
まあ、落語できるの? って不安があったりしましたが、これはワタクシとしては素直に賞賛できる結果です!
もちろん、こしらさんの落語会を期待していたリスナーさんからは落胆の声が聞こえてきたのは事実です。しかも、古原さんのワタシがひと肌脱いで頑張っちゃいます、発言で、こりゃ太鼓の達人イベントになりそうだぞ~~って空気が色濃くなってきたのでなおさらです。
そしてワタクシも、場所自体は素直に賞賛できるとは言いましたが、古原さんの言動にカチンと来てしまい、74回、75回放送のあたりはかなり冷めた気分になってしまっていました。イカタンブラーも他社乗り入れ運転士さんへの完フルセット販売もそっちのけでしたし。
それでもナントカ気持ちを切り替えて、ワタクシは、リスナーとして、たとえイベントが決まるまでは色々イチャモンをつけても、いざ決定したら素直に乗っかりたいと考え、もうあとは待つだけだ、という思いになりました。
そう! あとは待つだけ!……のはずなのに、やっぱりすんなりいかないのが、フルハラクオリティ!
イベントまで10日を切った放送となる、2010年9月10日の第76回放送で、まだ開催時刻が決まっていないことが判明。しかも、古原さん、ナムコのスタッフさんに確認の連絡すら入れていないとのこと……。どうやら、放送までにブログで告知できればいい、くらいに思っていらっしゃったようで……。
さすがにこしらさんも厳しく突っ込みます。
どんどんテンションが萎えていく古原さんを可哀想に思いつつも、さすがにちょっと手際が悪すぎる、ということと、遠方からなんとか日程を調整して京都に来たい、というリスナーさんの声もワタシの元に届いていただけに、同情の余地はなく、やるせない気分でしたね。
相手側をあんまり刺激したくないので連絡を待っていた、とのことでしたが、これはこしらさんがおっしゃったように、社会では通用しない理屈ですし、何よりも、ナムコさんより、遠方からでも参加したいというリスナーさんの心情を優先していただきたかったと思うのです。
ここだけは、イベントが終わってご満悦状態の今でも、きちんと言っておきたいところでございます。
こうして振り返ると、古原さんにとっても、古原さんの迷走を間近で見続けたこしらさんにとっても、リスナーさんにとっても、ホントに過酷な道のりでした。
それでもそのすべての苦労や苦悩のすべてを良い思い出に変えるため、2010年9月19日日曜日午前、前日あんまり眠れなかった古原さん、前日もガンダム落語公演を終えたばかりのこしらさんは、ついに京都へ旅立ちました!
もちろん全国からも、この日を待ちわびたリスナーさん達も京都へ向かっています!!
そして、その頃京都では、ワタクシふりっぷが皆さんの到着を手ぐすね引いて待っていたのです!!
さあ!もうすぐ待ちに待った京都イベントだ!!
次回、全力レビュー -その2- イベント直前! – オレンジバカ軍団、集結 – に続きます。
※ なお、イベント本番については、次回第78回本放送を待って、更新させていただきます。やっぱりまずは番組でのイベント報告ですものね!
2件のフィードバック
[…] こしらにフルな!?京都イベント 全力レビュー -その1- […]
[…] This post was mentioned on Twitter by 立川こしら&古原奈々友の会, FLIP. FLIP said: @koshira_fan 京都イベントレビュー第一弾!まずは今までの足跡を辿ります! http://tinyurl.com/2d57wjg – こしらにフルな […]